インビザラインの向き不向きについて
2023年1月25日
仙台市にある歯医者【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】です。
最近は従来のワイヤー矯正よりも需要が高まっているインビザライン(マウスピース矯正)の向いている方、向いていない方について解説いたします。
インビザライン(マウスピース矯正)とは
インビザライン(マウスピース矯正)とは、アメリカで開発された矯正システムで、日本では2006年から導入されています。
現在多くのマウスピース型矯正のシステムがあり、世界各国で普及しておりますが、インビザラインは、その中で最も症例数と歴史が長いシステムになります。
また、しっかりとした知識と技術があれば、幅広い症例に対応できる、信頼性の高い矯正システムになります。
インビザライン(マウスピース矯正)の特徴
・透明なマウスピースで矯正する為、目立ちにくい
・3D光学スキャナーの使用で、従来の型取りが不要に
・取り外し可能
・1日20時間以上の装着をしなければ効果が出にくい
・通院頻度は1ヵ月~2ヶ月程
インビザラインでの治療に向いている方
抜歯の必要がない
インビザライン(マウスピース矯正)は出っ歯や受け口など、様々な歯並びの異常を改善することが可能ですが、
便宜抜歯の対象となりやすい、小臼歯は、抜歯で1本あたり7~8mmのスペースができ、上下で4本抜くと28~32mmにもなります。
これだけの距離をインビザライン(マウスピース矯正)で移動させる必要がある場合、症例の難易度としては難症例となります。
抜歯が必要でも歯の移動距離が短い方
便宜抜歯が必要であれ、歯列の状態や治療計画上、歯を移動させる距離が比較的短いケースに限ってインビザライン(マウスピース矯正)でも可能です。
実際に精密検査などで確認をしてみなければ判断は出来ない為、まずはご相談下さい。
周囲に気付かれず矯正をしたい方
歯列矯正の治療法を選択する上で見た目を最重要事項としている方も少なくはありません。
一般的な矯正であれば、1年6ヶ月~2年強かかるため、口元の見た目が悪くなる事はデメリットに感じられると思います。
その為、矯正期間中も口元を美しく保ちたい方は、透明なインビザライン(マウスピース矯正)が向いていると言えます。
営業の方や、接客業の方など、周囲には気付かれにくい矯正治療が可能です。
食事や歯みがきを今まで通りにされたい方
矯正治療を行う上でネックとなるのが、食事と歯磨きです。
ワイヤー矯正の場合、装置に食べ物が詰まったり、始めたばかりだと歯が痛くてまともに嚙めないという方もいると思います。
その為、食事や歯みがきを今まで通りにされたいという方はインビザライン(マウスピース矯正)が向いています。
インビザライン(マウスピース矯正)は原則として食事中と歯磨きは外します。
数年に及ぶ治療になることから、ストレスがかなり軽減され、快適に治療が出来ます。
金属アレルギーの方
通常の歯列矯正では、金属製の部品を使用します。
今現在、金属アレルギーのある方や、金属アレルギーが心配な方は、金属を一切使用しない、インビザライン(マウスピース矯正)がおすすめです。
インビザライン(マウスピース矯正)が向いていない方
抜歯が必要な方
不足しているスペースを抜歯によって確保しなければならない症例はインビザライン(マウスピース矯正)においては難症例とされています。
抜歯が必要な場合、正確な診断と治療計画が必要になるため、担当医の技術の有無が問われることになります。
骨格的な問題がある方
骨格的な問題がある場合、インビザライン(マウスピース矯正)単独では治療が出来ない症例があります。
骨格の不正がある方は、インビザライン単独ではなく、ワイヤー矯正や外科矯正併用での治療ををお勧めすることがあります。
こんな方も向いていません
かなり利便性の高い、インビザライン(マウスピース矯正)ですが、対応できる症例にも限界があり、患者様の性格によっては、向いていない場合もあります。
それは、取り外しが可能な為、ご自身での管理が必要になり、日々のケアも必要になります。
マウスピースのケアが面倒だと感じる方、ご自身で装着時間を管理できない方は、ワイヤー矯正の方が向いています。
仙台市で矯正歯科をお探しの方は【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】までご相談ください。