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どこでもいっしょ?インビザラインの治療精度について

2023年2月10日

仙台市にある歯医者【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】です

ここ数日、マウスピース型矯正のトラブルについての報道が目立つようになりました。SNS、新聞、雑誌を含め、各種媒体においてネガティブな情報を目にしますが、マウスピース型矯正装置そのものが悪いわけではありません。精密な検査や診断ができているか、的確な治療計画を立案できているか、治療計画を実現するためのスキルがあるかが大変重要です。これは、ワイヤー矯正にしても、マウスピース矯正にしても同じです。今回のブログでは、より良い治療結果を得るために不可欠な、精密検査についてご説明いたします。

 

インビザラインの治療精度はどこでも一緒?

インビザラインとは、アラインテクノロジーというアメリカの企業により提供される、マウスピース型矯正のシステムのことを言います。治療開始までの流れとしては、来院いただいた際に、型取りや口腔内スキャナーによる3Dのスキャン画像をアラインテクノロジーに提出します。提出した資料をもとに、企業が提供しているクラウド型アプリケーション上で治療計画の立案を行います。どの歯を、どの順番で、どのように移動するかをアプリケーション上で歯科医師が検討し、シミュレーションを作成します。マウスピース製造メーカー側では、意図した通りに歯が動くように、シミュレーションの結果を反映したマウスピースが製造され、医院を介して患者様に提供されます。

ここだけを聞くと、どの歯科医院でも同じマウスピースが出来上がり、同じ治療が提供できるように聞こえますが、実際はそうではありません。口腔内スキャナーによる3Dのスキャン画像に加えて、顔貌の状態や歯の状態、歯並びの状態を評価し、その結果を治療計画に盛り込む必要があります。出来上がってくるマウスピースの素材は同じでも、考えられる治療計画は担当医によって様々であり、歯科医師にとってはここが腕の見せ所になります。

 

検査、診断の重要性

当院では、ワイヤー矯正の場合でも、マウスピース矯正の場合でも、矯正治療にあたっての精密検査を大切にしています。検査の内容としては、従来から行われている診察での顔貌や口腔内の評価、顎関節の評価に加えて、口腔内写真、顔面写真の撮影、口腔内スキャナーによるスキャニング、歯科用3D CTの撮影を行います。これらの検査によって得られた資料を統合した上で治療計画を立案し、それが妥当かどうか、実現可能かを確認しています。

 

歯科用3D CTでの骨格の評価

口腔内3Dスキャナー

歯を動かすと言っても、歯は、骨が無いところには動きません。適切な治療計画を立案するためには、歯根がどのような形態なのか、歯槽骨の範囲や形態はどんな状態なのかを把握し、その情報を治療計画に盛り込む必要があります。当院では、歯科用CT画像と、口腔内スキャナーによるスキャン画像、さらに顔面写真を統合して、治療計画の精度を維持しています。

インビザラインに限らず、マウスピース型矯正装置のシステムは日々進歩しており、さまざまなアプリケーションが普及しております。現在では、口腔内スキャナーのデータからシミュレーションをするだけでなく、歯科用CTから得られる情報も統合し、矯正治療によって歯を動かしたときに、歯根がどの位置に来るのか、歯槽骨の中に収まっているのかを判断できるようになってきました。

当院では、これらのアプリケーションを駆使して治療計画を立案しております。

 

CDS分析を用いた治療ゴールの設定

矯正治療の開始にあたって、さまざまな数値や基準を用いて治療計画を立案しておりますが、当院の特徴として、CDS分析という分析方法を採用しております。これは、標準的な骨格や歯並びを表す模式図と患者様ご本人の側貌セファログラム(横顔のレントゲン写真)を重ね合わせ、特徴や問題点を可視化する方法です。古典的な方法として、側貌セファログラムから、骨格の形態や大きさ、歯の位置関係や角度を数値化する線分析、角度分析がありますが、それぞれを数値化する過程で、お顔の状態、軟組織の形態に関する情報を把握しにくくなります。CDS分析を使用することで、問題点や課題、治療の目標が明確になります。

 

画像診断ソフトによる治療計画の検証

当院では、CDS分析によって骨格や横顔の評価、目標とする歯の位置を割り出し、その位置を基準に歯を並べる位置を決定します。その上で、前歯の位置を含めて、これらが妥当なものか、解剖学的に実現可能かどうか、審美的に許容できるものかを画像診断ソフトを用いて検証します。矯正治療にあたっての精密検査を受けられた患者様には、治療計画とともに、治療後のイメージ画像をご提示し、想定される治療結果にご満足いただけるかを確認いたします。

従来の検査のみでは、どんな治療結果が得られるのかイメージしにくいのが難点でしたが、当院では、検証結果をデジタルツールによって統合することで、実現性が高い治療計画と、それによって得られる治療後のイメージを共有する事ができます。

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まとめ

当院では、矯正相談において、どんな検査、治療をしているか、精密検査によってどんな情報が得られるのか、具体的な事例を供覧しながらご説明をしております。また、オンラインでの矯正相談もご案内しております。ご興味のある方、仙台市で矯正歯科をお探しの方は【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】までご相談ください。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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