目立たないだけじゃない?マウスピース矯正とは
2023年1月13日
仙台市にある歯医者【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】です。
最近の矯正歯科では、基本的な矯正のワイヤー矯正だけでなく、目立たずに矯正治療ができるマウスピース型矯正装置による治療が人気を高めてきています。マウスピース矯正は「透明で目立ちにくい」という審美性にもよい矯正として紹介されることが多いですが、マウスピース矯正のメリットは目立ちにくいという部分だけではありません。
今回は審美性以外のメリットやデメリットについて、ワイヤー矯正の特徴と比較しながらご紹介させて頂きます。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース強制とは、透明の素材で作られたマウスピースを歯に装着することで、歯を動かしていく治療方法です。一度作成したマウスピースをずっと使い続けるのではなく、2週間~1ヵ月に1回のスパンで治療計画に合わせてマウスピースを交換し、治療を進めていきます。矯正歯科と聞くと、歯の表面にワイヤーを通して歯並びを整えるワイヤー矯正を思い浮かべる方も多いと思いますが、マウスピース矯正なら目立たずに矯正治療をすることが可能です。マウスピース矯正の審美性以外のメリットは下記になります。
取り外しが可能
ワイヤー矯正の場合や、歯に矯正器具を常に装着している状態が続きます。見た目も気になるという方も多いですが、それ以外にも食事の際に歯と器具に食べ物や汚れがたまりやすいという点があります。歯と器具の間に食べカスがたまりやすいので、歯磨きに時間がかかってしまったり、磨き残しが増えて汚れが溜まる事で虫歯や歯周病になりやすいといったこともあります。その点、マウスピース矯正の場合は取り外しが可能な矯正治療ですので、食事の際には外して食事をすることが可能ですから、食べカスが歯と器具の間に挟まる事もないので、歯磨きもいつも通り行うことができ、そういったストレスを軽減することが出来ます。
金属アレルギーの方でも矯正ができる
ワイヤー矯正の場合は一般的に金属の矯正装置を使用していて常時装置を装着しているため、金属アレルギーの心配があります。しかし、マウスピース矯正の素材は金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して矯正を行う事ができます。これまで金属アレルギーで歯並びを治す事を躊躇していた方でも治療ができます。
口内トラブルを軽減
ワイヤー矯正の場合は金属製のものを装着するため、口内を傷つけてしまう可能性があります。口内や舌に当たって口内炎になったり、口内トラブルに繋がるケースもあります。また、歯磨きがしにくいため磨き残しが多く、虫歯や歯周病になってしまうこともあります。その点、マウスピース矯正の場合は金属製の器具ではないので口内を傷つける心配もありません。また、取り外しが可能なので、ストレスなく今まで通りの歯磨きを行うことが出来ますので、虫歯や歯周病にもなりにくいです。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正のメリットを紹介させて頂きましたが、ワイヤー矯正と比較すると優れているようにも見えるマウスピース矯正にもデメリットはありますので、しっかりと理解しておく必要があります。
適応できる症例に限りがある
ワイヤー矯正はほとんどの症例に適応できる治療方法ですが、マウスピース矯正に関しては適応できる症例に限りがあります。例えば、出っ歯や受け口などの抜歯が必要で口元を大きく変化させなければいけない症例に関しては、マウスピース矯正では難しいこともあります。
装着時間が長い
マウスピース矯正のメリットとして、食事中などにマウスピースを取り外し可能というように説明させて頂きましたが、だからと言って好きな時に外していいわけではなく、マウスピース矯正は装着時間が長いです。歯をしっかりと動かして整えるためには、1日20時間以上の装着が必要とされています。なので、基本的には歯磨きと食事の時以外はマウスピースを装着している必要があります。
装着中の制限がある
マウスピース矯正は取り外しが可能な為、装着した状態での飲食を想定して作られてはいません。なので、マウスピースの装着中は、虫歯の原因となるジュースやお菓子を食べる事は基本的に出来ません。お茶やコーヒーなどの虫歯になりにくいものだとしても、マウスピースに着色する可能性が高いため、摂取しないようにしましょう。
本人の意思次第で結果が変わってくる
ワイヤー矯正に関しては、一度ワイヤーを取り付けてしまえば本人の意思は関係なく、一定の期間が経過すると歯は移動して、歯並びが改善されていきます。しかし、マウスピース矯正に関しては、しっかりとマウスピースをした状態を維持できるかどうかは本人次第となってきます。煩わしさからマウスピースを外してしまうと、治療計画通りに進まずに、本来の治療効果が得られなくなってしまう事もあります。
まとめ
以上、マウスピース矯正のメリットとデメリットを、ワイヤー矯正の特徴と比較しながらご紹介させて頂きました。最近では審美性を気にする方も多く、マウスピース矯正治療を希望する方も増えてきています。患者様自身の歯の状態や、向き不向きを考慮したうえで、ご自身に合った治療方法を選択して頂き、治療期間もなるべくストレスなく過ごしていきましょう。
仙台市で矯正歯科をお探しの方は【桜ヶ丘歯科・矯正歯科医院】までご相談ください。